外食産業の裏側

外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

駄目な店を見続けると駄目な店がわかる その3

まぁ、とにかくキッチンに入り営業に入った。

いきなり、キッチンで一人営業になっている。

調理スペースの冷蔵庫・冷凍庫をチェックする。

スカスカである。このまま混んだらパンクする。

すかさず補充する。同時進行で仕込みが十分かチェックする。

やばい、やばい。

営業をこなしながら仕込みを急ぐ。

オーダーが立て込む。

仕込が間に合いそうもないものはオーダーストップを登録しておいて、オーダーされないように防ぐ。

仕込ができたら解除する。

ふぅ、あぶないあぶない。

夕方になり、キッチンのメンバーが入ってくる。

別にえらそうな感じもなく、感じの良い連中だ。

まぁ、とにかく、なんとか夜まで営業をこなしてヘルプを終える。

やっぱりでも、気になったのが、キチンメンバーのユニフォームの汚れが気になった。

靴とかも汚れていた。

洗浄機もなんか拭き取り作業を普段全くしていないらしく油と洗剤で汚れていた。

当然、フィルターやフードまわりも油でギトギトで全然清掃作業がなされていない。

炊飯器の周りも乾燥したご飯が散らばっていて、カピカピになっていた。

冷蔵庫とか冷凍庫など食材の定位置もよく出るオーダーに合わせて置かれていないので

動線に無駄があり、時間のロスが気になった。

まぁ、でも、こういう店のパターンは実は多い。

若い頃はバリバリでも、50代のエリアマネージャーが急に店長に戻されたんじゃ、

ある程度の客数の首都圏の店だと相当に難易度が高いのは当然である。

自分に営業的な自信がないから従業員にどんどん依存していき、

そこから妥協する部分が増えていき、上記のような状況に陥ってしまうのだ。