外食産業の裏側

外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

外食産業の裏側  弱肉強食

外食業界は弱肉強食である。それぞれの思惑と利害をいかにして守るかを皆が考えている。そんなところに気の小さいお人よしが入ってくるとボロボロにされることが多々ある。ある時、20代前半の気の小さいフリーターの子が入ってきたことがあった。
無口で色白でおそらく学生時代もいじめられたタイプだろう。最初はわりとやさしく周りも接していたが本格的にシフトに入り始めると徹底してボロボロにされた。わからないことをきくと怒鳴られ、入る時間が多くなり、他の人のシフトが脅かされると嫌味をいわれ、やがて、いじめが始まり、本人の目の前で「つかえねえ」と平気で言い始め、年下の高校生バイトらも追随しはじめ、「お前呼ばわり」は当たり前、店長も日ごろのストレス発散に些細な事でありえないくらい怒鳴り始めたりする始末である。そして、いつのまにかこなくなり、そのことについて「根性がねえよ」とか「使えねえからいなくていいよ」と言う。そしてポッカリとスケジュールが空き、そこに社員が今までのシフトにプラスして入り、他の部分は米つきバッタのごとく、従業員にお願いしまくる。いつもいつも、この繰り返しであった。