外食産業の裏側

外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

駄目店長に外食で生きていく為のメンタリズムを学ぶ

エリア内の見本のような店があった。

客数も多く、難易度の高い店を優秀な店長が苦労しながらも、好成績を収めながら運営していた。

ちなみにその店長、年収一千万円以上貰っていました。

その店長が昇進して本部へ異動となり、次にきたのがエリア内でも有数、否、

全国でも駄目店長として有名な店長がやってきた。

びっくりする位、店は崩壊へと向かった。

とにかく、アルバイトが立て続けに辞めていき、店長一人では無理となり、

社員が次々と投入されていった。

それでも店長が駄目だから、店は悪化していく。

そもそも、外食経験のない人にとって、良い店と悪い店の差って、なかなかわからないと思う。

バイトが辞めていく、人手不足になる。営業面(接客、調理、清掃など)のレベルが極端に落ちる。

当然、余計な人件費も増える。普通はバイトがやる部分を社員がやるから人件費がさらに増える。

人間関係も悪化していき、バイト、社員関係なく不満を皆、持つようになる。

仕事のモチベーションも下がる。さらに店のレベルが悪化する。

社員は長時間労働でヘロヘロになる。

客のクレームも増える。

従業員のレベルが低いから回転率も落ちるし、リピート客も減るので売り上げも減る。

客としてきてみても結構、やばい店はわかる。

皿とかカップに汚れがあったり、盛り付けが雑だったり、

接客する従業員が笑顔で感じの良い接客ではなく、単に客をさばくような接客をしてきたり、

たとえばお金の受け渡しとかオーダーをとるときの言葉遣いとか料理を置くときの置き方とかもそう。

レベルの低い店は衛生管理もずさんだから、

ひどい店によっては発注とかも適当になって、場合によっては会社で決められた消費期限を過ぎた食材を

平気で使ったり、そもそも、在庫食材や仕込み食材の期限管理も怪しい。

まぁ、とにかく、駄目な店は本当に駄目で、チェーン店だからとか考えないほうが良い。

そんで最初の話に戻るけど、崩壊した店の店長の店にヘルプに行った。

各時間帯ごとの責任者が日報にずらりと店長の悪口を書いていた。

・今の店長になって店は崩壊してしまった。

・店長の言うことが二転三転してついていけない。

・自分も出来ないくせにバイトに当り散らす。

・自分がしたくない嫌な仕事を絶対しない。

・こんなに店が悪化してるのにエリアマネージャーがきて改善しないのはおかしい

とか、もう、ずらーーーーっと、数日前の日報も含めて店長の悪口を皆、書きまくっている。

普通、ここまで一緒に働く人間に嫌われてボロカスに書かれたら、

相当に落ち込むもんだけど、凄いのがまるっきりそういうことを無視して、

普通に従業員に接しているところだ。

ある意味、外食向きの性格だと思う。

こいつらが何を言おうと、どうでもイイって感じで、

自分の気分の赴くままに、いきなり怒鳴ったり、

猫なで声でバイトに冗談を言ったり、もう、本当に凄いとしかいいようがない。