鮫島君のジェラシー
店に専門学生の女の子と有名私立大学(早慶上智ICUのどれかか、同レベル)の学生の男の子のカップルがいた。
専門の子は、フロアーで働いてたが、おしゃべりだった。
こっちから話しかけなくとも、どんどん話しかけてきた。
でも、仕事のことで話しても、彼氏の鮫島君(仮名)は、それが気いらないらしく、むちゃくちゃ私を睨んでいた。
「もう、鮫島が睨んでくるから、話しかけないで、マジで、」と私が冗談ぽく言うと、
彼女は「ホント、男の癖になんでああなんだろうと思う。なんとかなんない?」と私に言ってきた。
結果的に二人は半年も持たずに別れてしまい、二人とも店も辞めてしまった。
私とちょっと話をしていただけで嫉妬してしまい、彼は、
「ファミレスの社員なんて、まともに就職できなくてどうせ、妥協してなってるだけで、転勤も多いし、いつ辞めるかわかんないし、時間も不規則で結婚しても相手を幸せにできないあんな奴(私)となにを仕事中に話してんだよ!」
と敵意むき出しに彼女に言ってきたとわざわざ、彼女は私に報告してきたこともあったけど、
なんで、そんな私が落ち込むようなことを言うんだろうと悲しい気持ちになったことがあったのである。