外食産業の裏側

外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

アルバイトの”仕事ができる”ということ その2

仮にあなたが店長だとしてAとB、どちらのアルバイトを採用するだろうか?

A、作業スピードや熟知度は平均的だが、地味で皆がいやがる作業(フライヤーの清掃&油の交換、ドブさらい、草むしり、トイレ掃除、グリスフィルターの清掃、企業や事業所に訪問してのポスティングなど)を言い渡されても文句をいっさいいわずに二つ返事でやり、他の従業員に対して、「~さんづけ」で接し、新人に対しても、丁寧語で接し、休みの要望などもほとんどなく、土日祝日なども働ける。

B、作業スピードはすごく速く、熟知度もかなり高く、社員がいなくても店をまわすことができ、他の人間に対して指示もできるが、作業自体は雑で、マニュアルを無視した部分(食材のポーションオーバーや雑で不完全な清掃)も多く、自分の嫌な仕事は不平不満を言って、そういう仕事は自分より後から入った人間に押し付けたりするし、休みの要望も多く、新人などに対しては常に上から目線で接し、横柄な態度で、社員や店長にもタメ口で一緒に働いていても平気で一服などして、さぼったりする。口癖は「やることやってるからいいだろうが!」、「俺がいなきゃまわんねえだろう!」等である。

あなたはAとBどちらを採用し、いっしょに働きたいと思うだろうか?

現実の外食の現場ではBタイプの古参バイトも多く、そういった人材に依存している店も多い。

新入社員でそういった店に配属され、Bタイプのバイトに注意などして敵対関係になってしまい、店長もバイト側についてしまうケースが多く、新入社員のほうが短期的に退社してしまうケースもある。

外食のバイトはBタイプのような、どうしようもないのも多いので、社員として店を運営していくには相当、気合をいれていかないとやっていけない。

何度も言っているが、首都圏などは簡単に代わりがみつかるほどバイトの人材が豊富ではないので、こういった奴らも使いこなしていかなくてはならない場合が多いし、こういったどうしようもないのばかりがいっぱいいて、寄生されてしまっている店もあるので覚悟が必要である。

”評価は人がするもので、自分がするものではない”といわれるが外食で働いていると何度も心の中で思ったりする。。。